北斎 日新除魔図 大宰府 九州国立博物館 2022年6月12日迄

大阪市港区、西区九条でSE構法で地震に強い建物を建てるマサキ工務店のスタッフブログです。
今回は2022年6月12日迄、九州国立博物館(太宰府天満宮横)で開催されていた北斎展のご紹介です。

ネタばれにならないように開催終了後にUPしました。作品見たかった~という方は大型書店で販売中の図録で観てみて下さい。太宰府天満宮からだざいふ遊園地を通りすぎ、長いエスカレーターで登った先、緑に囲まれた場所に九州国立博物館はありました。

だざいふ遊園地 太宰府天満宮から北斎 日新除魔図
太宰府天満宮から九州国立博物館へ行く途中に
だざいふ遊園地がありました

絵本から抜け出たみたいな
カラフルで可愛い遊園地

こちらも楽しそうだったのですが
北斎展へ



九州国立博物館迄のエスカレーター 北斎 日新除魔図.jpg
これは九州国立博物館へ行く
屋根付きエスカレーターです

未来を描いたアニメにあるような透明チューブで覆われたような物かと
勝手に想像していましたが、
和風の屋根のしっかりした造りでした。趣があって良いですね。

でもエスカレーターの所の屋根が透明なら綺麗な景色が見られそうなのになぁ。


九州国立博物館からの眺め 北斎 日新除魔図jpg
こちらは九州国立博物館の2階からの眺めです。
緑豊かで良かったです。

癒されました。
北斎 日新除魔図 九州の木
九州ではコケがついた
樹齢の長い木を多く見ました

大阪では街路樹の伐採などが多く行われていますが、
この樹齢の長い立派な木を守って欲しいです。
北斎 日新除魔図 12月13日正月準備jpg
日新除魔図は写真撮影OKでしたので、ひとつご紹介
12月13日
左下はお正月用のお重が描かれています
獅子がお正月準備でほうき?を持ってお掃除
かわいい絵です。
他に師走にそろばんで帳簿計算をしている獅子の居ました。
ほうきと平行に描かれた獅子の体の太い線。この線で天井へ突き上げる勢い、躍動感を出しているんですね、
北斎 日新除魔図 娘お栄と
娘お栄さんとの生活を再現した展示です
こたつ布団に足を入れながら描いていたらしいです
その向こうに8月、9月の日新除魔図の展示が少し見えています。
一番右の9月は2列だけ
10月の物の中には普段飲まないはずの
「酒の力を借りました」とあったので、スランプだったのかもしれません。

北斎 日新除魔図 パンフレット
展覧会のパンフレットです

孫の放蕩からの災難、火災などからの災難に遭いませんように と描かれた日新除魔図

この他に肉筆画も多数あり、見応えがありました。
富士越龍図もまた観れました。
遠いので、ためらいましたが、日新除魔図は門外不出。
九州でしか観られないので行って良かったです。
北斎 日新除魔図 ファイル
九州国立博物館の売店でのみ売られていたファイルです。

右下のがそろばんをはじく獅子。背中を丸めて一生懸命。
左下は丸めた背中の反動で獅子を飛ばす僧侶。

同じ背中を丸めた姿ですが全然違いますね。
どちらも発想が豊か。

2022.06.15
 ㈱マサキ工務店 高瀬